中国富裕層はロシアに逃げているのかも

習近平体制になって、汚職撲滅のために、中国人富裕層は恐れおののいていることは、以前から書いておりますが、では、そのお金はどこに流れているのか???

海外のニュース番組を観ていると、オフショアにペーパーカンパニーを置いたり、個人的に銀行口座を持っていたりする、脱税といわないまでも、節税対策を行っている人や企業が、攻撃を受けています。

そのひとつの流れが、EUによるもので、EU加盟国内の銀行情報は相互にやり取りできるような法律を制定する方向で進んでいます。

これは、ギリシャの破たん、キプロスの破たん、スペインの不安定さなど、EU各国が経済的に低迷していることに端を発しているようです。

特にキプロスの破たんについては、銀行から預金の引き出しが1か月くらいできなかった、という異常事態でした。
ギリシャもキプロスも、実はロシアマネーがかなり入り込んでいて、キプロスに至っては、1/3がロシアマネーなのだそうです。

キプロス政府による預金封鎖は、そのままロシアに影響を与える、というので、プーチンがキプロス政府を非難する、というほどです。つまり、ロシアの金を返せ、ということでしょうね。

この預金封鎖も、実は、封鎖前に、ロシア支店からかなりの金額が引き出されていた、という情報もありました。

このキプロスがオフショアのひとつなのです。

最近では、アイルランドと英国の会社を使い分けて脱税をしていると、Googleがやり玉にあげられました。

Googleは、アイルランドの税率が低いため、アイルランド法人にすべての契約を集中させ、英国内での金銭のやり取りがないようにしているのです。

Googleのエリック・シュミット会長は、民間企業は利益を上げることを求められているのだから、許されているあらゆる手段を用いるのは当然、と一蹴しました。
当然のことです。

スペインでは王室の一員が、自らが会長を務めるスポーツ団体の予算を使い込んだ挙句にオフショアに隠したり、フランスでは大臣がオフショア銀行を使って脱税していた、などというニュースが、毎日のように報道されています。

そして中国では、中国人名義の海外銀行口座の情報を、中国政府に渡すようにという交渉が始まっているようです。
すでに米国・英国・オーストラリア・シンガポールが応じている、という情報もあり、中国人富裕層の包囲網が狭まってきているのです。


それでは中国人富裕層のお金はどこに流れるのでしょうか?

それはロシアでしょう。
なんと、ロシアでは、移民が1000万人以上定住しているというのに、VISAがないのだそうです。つまり不法滞在という法的根拠がないので、怪しい人間を見ても、警官が尋問すらできないのだどか。

中国とロシアは歴史的にも親密な時期があり、一定年齢以上の中国人はロシア語ができますし、ロシア(旧ソ連)に対して良いイメージもあります。

そして、中国とロシアは陸続きであり、中国とロシア間で、様々な経済連携も行われており、中国人の多くがロシアで働いていたりするのです。

プーチンの発言が示すように、ロシアであれば、アングラマネーも持ち出しやすいでしょうし。


ちなみに、最近日本国内でも、海外に資産を移す、海外で資産を増やす、というセミナーが増えてきています。ここで登場するのもオフショアなので、セミナーでの話をうのみにせず、海外ニュースをたくさん見て、自分なりに考えることが必要だと思います。