世界目線構想力

谷口 正和 氏の「世界目線構想力(ライフデザインブックス)」を読了。
内側に目が向きがちな日本人に対して、世界目線を持つべきだと主張する啓発の書であり、今もっとも必要とされている提案だと思います。

最近、谷口氏にはスティービーアワードの審査委員をお引き受けいただくほか、新会社とビジネス面でご一緒する機会があり、本書もいただいて読みました。

この著作の新しい点は、2008年に書かれたとは思えないほどに現在進行形の事柄が列挙されていることです。

たとえば観光において、中国をはじめとする東アジアからやってくるショッピング・ツーリストを自らのマーケットに取り込まなければならない、と主張します。
しかも彼等と同じ目線、つまり世界目線を持つことが、日本人に求められているというのです。

最近も、どこかのWebニュースだったと思いますが、今最も日本人に必要とされているもののひとつがグローバルな視点だと書いてありました。この記事は鳩山(前)首相の迷走ぶりを皮肉った記事の一部だったと記憶していますが、政治に限らず、日本でビジネスを展開されている方々にも必須だと思います。

後日改めて紹介したいと思っているIIJ鈴木社長の「言葉の水割り ―― 酒と煙草と、ぼくの思いはインターネット」にも同様のエッセイがあり、いち早くグローバルな視線を持って活躍されている方は多いと思います。

しかし若い世代ほど内向きだという指摘もあり、大人から見るとなぜなのか不思議に感じるときもあります。
これから卒業していく若者は、海外展開するサービス企業への就職が増えていくはずです。国内にとどまり続けることは到底無理だと思いますので、学生にもよく海外で働く可能性が高いことを話しますが、彼等の多くは恐怖にも似た印象を持つようです。

日本人は引っ込み思案になっているのでしょうか?
その割に「龍馬伝」のような時代の大変革期の話は好きなのですから、本当に不思議です。