今年5月に長年住み慣れた東京港区を離れ、思い切って南東北に引っ越しました。
家賃は半分以下になり、広さは2倍になりましたが、ガスと水道料金が東京で生活していたときの2倍くらいに増えてます。
電気料金も、それなりに増えていますが、これは石油や天然ガスなどの高騰によるものなので、全国的なものだと思います。
それよりもショックだったのは、都市ガスの圧倒的な安さです。
東京のマンションでは節ガスなんて、まったく気にしておりませんでした。
しかし、以前のように使用すると、プロパンガスでは2倍の料金に!!!
5000円を超えたことがなかった毎月のガス料金が、引っ越し初月で8000円台半ばを超えておりました。
初夏でこれでは、冬は思いやられると思い、節ガス対策、そして節水対策に励んでおります。
そして、最低気温が0度以下、最高気温も10度を下回る冬を迎え、急遽断熱対策も行いました。
それらについて、ここにまとめておきたいと思います。
節電対策1:待機電力をカットし、エアコンを使わない
待機電力とは、文字通り、使われるのを待っている間に使用される電力のこと。
待機電力カットは、東京で暮らしていた頃も、基本しっかりめにやっておりました。
自分で消すことができるもので、待機電力を許しているのはテレビ(予約録画のため)くらいでしょうか。
常時コンセントに繋ぎっぱなしは、Wi-Fi機器くらいですね。
固定電話は、引っ越しのタイミングで契約終了させたので、電話の待機電力も減りました。
エアコンは夏場は利用頻度が高かったので、ブレーカーをオンにしておりましたが、エアコンの登場が減った10月中旬には、エアコンのブレーカーもオフにしています。
室温が低いので、エアコンなどの暖房器具がないと寒いのでは?と思われる人の多いと思いますが、節電効果を狙った対策と器具の使い分けで、エアコンなしでも今のところ、なんとかなっております。
節電対策2:窓や玄関の断熱対策
東京では椅子の生活だったのですが、今回は床の生活なので、床上30センチくらいの冷気が10月に入って気になりはじめました。
防音パネル(いちおう断熱効果あり)のうえにムートンのラグ、さらに電気毛布を使っていたのですが、床から冷えてくるのがわかります。
そこで購入したのが、窓用の断熱パネルです。
「ニトムズ 結露 吸水 断熱パネル ヨーロピアン 窓ガラス 防寒 のり残りしない 幅30cmx高さ25cm 3枚入 E1067」を2セット購入しました。
10月中旬に、この断熱パネルを窓に貼ったところ、床付近の冷えを感じなくなりました。
今の住居は結露しやすいので、結露対策にもなっています。
この断熱パネルの良い点は、3ミリと厚みがあることでしょうか。
結露した水分を吸収し、さらに蒸発させてくれるので、窓を拭く手間が省けます。
カーテンは東京で使用していた遮光カーテンが断熱効果もあるので、そのまま使用していますが、天井の高さの違いなのか、10センチほど長いのです。
しかし、現在の住居では床を覆う長さが、寒さ対策に効果的です。
しかし、断熱パネルとカーテンで寒さがしのげたのは11月まで。
12月に入り、急に寒さが厳しくなってきました。
そこで購入したのが、「窓際あったかボード ホワイトスノー ワイド」です。
このボードは、高さ1メートル超まであり、窓際からの冷気の侵入を抑えてくれます。
ただ置くだけなので、ほとんど手間がかからないのも良い点です。
このボードを窓際においたところ、室内温度が、夜間でも下がりにくくなりました。
このボードを使う前は、20時を過ぎた頃から、急に室温が下がるような感じだったのですが、それを感じなくなりました。
そして、玄関ドアです。
金属製の玄関ドアは、冷気の入り口なので、これをなんとかしなければなりません。
Amazonで「玄関 断熱」で検索したところ見つけたのが、「玄関カーテン」という商品です。
長い、ビニール製の暖簾のようなイメージです。
玄関の枠に貼り付けると、設置完了です。
中央はマグネットなので、室内への冷気の侵入がほとんどありません。
ちょっと困るのは宅配物を受け取るときでしょうか。
けっこうマグネットが強力なので、カーテンを開けてキープするのが、少し面倒です。
しかし、この「玄関カーテン」を取り付けてから、室内温度が保たれていると感じています。
金属製の玄関ドアも結露していたのですが、結露する頻度も少なくなりました。
最後は、はめ殺しの小窓の対策です。
小窓には、「ニトムズ 冷気ストップパネル M 冷え防止 窓際 防寒 高さ35cmx幅1.9m 1枚入」を使用しています。
はめ殺しの小窓は2か所あるので、このパネル1枚を2つに分割して使っています。
これも断熱効果があります。
小窓といえど、放置せず、断熱パネルを使ったほうが良いと思います。
節電対策3:こたつ、ホットカーペット、電気毛布を組み合わせる
こたつ生活とは、40年以上無縁だった東京の暮らし。
しかし、現在の住居では、こたつが不可欠。
ということで、12月にはいって購入しました。
一人用でコンパクトなのが、良い点です。
広くなったとは言え、夏場の置き場所を考えると、大きなこたつは考えものです。
こたつ布団も購入して、こたつ完成。
しかし、こたつは床の対策をしっかりとやらないと寒い!!
フローリングのうえに、「日東紡マテリアル 静床ライト 防音マット (50cm×50cm×10枚入) オフホワイト」を敷いて、そのうえにこたつだと、寒いのです。
そこで、アルミシートの登場です。
アルミシートはダイソーでも2畳分が300円で販売されています。
はじめはダイソーのものを使用していたのですが、ダイソーのアルミシートはベッド下に移動させて、厚みがしっかりとあるアルミシート「東和産業 暖シート シルバー 2畳用」を購入。
「日東紡マテリアル 静床ライト 防音マット (50cm×50cm×10枚入) オフホワイト」の下に、「東和産業 暖シート シルバー 2畳用」を敷いて、さらにこたつのなかには電気毛布を敷きました。
これで、しっかりと暖まるこたつになりました。
さらに、お尻用のホットカーペットを導入。
購入したのは、30センチ✕60センチの「NEZINI ホットマット 日本製ワイヤー 電気カーペット 6段階温度調整 タイマー機能付き」というもの。
これをムートンのラグのうえに敷いて、使っています。
かなり熱くなるので、座布団などを上に敷いて使うのもありですが、わたしは、温度レベルを最低にして、直接座っています。
そのほうが節電になるので。
こたつを導入したものの、こたつのスイッチはほとんど入れていません。
ホットマットでお尻をあたため、こたつの中は消費電力の少ない電気毛布のじんわりあったかで十分なあたたかさ。
日本の冬を満喫できる環境となりました。
節電対策4:3つの首を温める
人間は首、手首、足首を温めると、冷えを感じにくくなると言われていますが、この3か所を温めると、本当に実感レベルで「冷えない」と感じます。
エアコンを使わずに生活していると、手指がかじかんできます。
東京ではほとんど感じませんでしたが、今はしょっちゅうです。
ところが、ギフト系の雑貨屋さんで見つけた手首用のハンドウォーマーが、かじかんだ手指を温めてくれました。
パソコンを使うので、今や必須アイテムになっています。
Amazonで似たものを探したところ、↓こんな感じです。
親指を出す穴がありますが、親指を出して使うことはありません。
親指の根本くらいまで、手と手首を覆うようにして使っています。
さらに、首元はネックウォーマー。
足首には、ヨガソックスです。
購入したのは「AVILMORE ヨガ レッグウォーマー レディース 靴下 ソックス 防寒 冷房対策」という商品。
お風呂上がりに、このソックスをはき、ハンドウォーマー、ネックウォーマーをつけてベッドに入ると、電気毛布いらずのあたたかさ。
夏でもふくらはぎが冷えてしまっていたのに、この冬は、「足が冷えて眠れない」ということがありません。
12月にはいってからは、さすがに電気毛布と併用していますが、電気毛布の温度は中より下でもぬくぬくです。
節電対策にもなるので、首、手首、足首をぜひ温めてください。
節ガス対策:温水は使わない
ガスにも待機電力と同じように、待機ガスというのがあるそうです。
はじめに書いた通り、ガス料金の高さにめまいがしていた頃、ネットで節ガス対策について情報を探していたところ、待機ガスのことを知りました。
いつでも温水が出るようにしていると、真夏に水を出したときでさえ、ガスに点火されるという事実。
そこで、絶対に温水でなければならないお風呂を使用するとき以外は、ガス自動を切ってしまったのです。
温水にしたいときだけ、ガスを使うようにしたわけです。
すると、驚いたことに、8000円を超えていたガス料金が、翌月は6000円台半ばまで一気に下がりました。
現在は6000円前後を行ったり来たりしています。
「でも、冬場は水が冷たくて、温水じゃないと食器洗いができない」という方も多いと思います。
そういう場合は、お風呂でお湯を生産しているとき、またはお風呂上がりに洗い物をすれば良いのです。
シンクに洗い物をためておき、夜のお風呂準備タイム、または風呂上がりに食器洗いをしています。
お風呂に給湯する場合、まず温水が生産されますが、お風呂上がり直後は温水が残っているので、せっかく温めた温水を使い切りたい!
ということで、食器をためて洗う方式に変わりました。
節ガス&節水対策1:給湯するお湯は少なめに
東京でも節水には気をつけていたつもりです。
とはいえ、ホテルタイプのお風呂で、毎回お湯を捨てていたので、給湯の量を少なくしていました。
120リットルに設定し、半身浴より少し多いくらいのお湯の量のバスタブに浸かっておりました。
引っ越してからも、水道料金がどのくらいになるのか確認したかったこともあり、120リットルの給湯、毎日お湯は捨てるというスタイルで過ごしていました。
そして、水道料金が東京の2倍という事実を確認。
「毎日キレイなお湯に浸かりたい」
ここは譲れないので、給湯するお湯の量を100リットルにまで下げました。
冬場になり、給湯温度を40度から41度に上げたことも、お湯の量を少なくした理由です。
100リットルだと、ほぼ半身浴になってしまいますが、そこは我慢我慢。
しかし、これでは2ヶ月で500円くらいしか料金が下がりません。
節ガス&節水対策2:シャワーを控え、風呂の残り湯を有効活用
東京では考えもしなかった、風呂の残り湯で洗濯。
しかし、今の水道料金を考えると、残り湯の有効利用が必要です。
それに、寒冷地なので、水で洗濯しても汚れがきちんと落ちないような気もするし・・・。
ということで、最近はじめたのが、風呂の残り湯で洗濯すること。
東京のマンションにはなかった洗面器を購入し、風呂の残り湯を洗濯機へ。
さらに、洗面器でバスタブのお湯をかけ湯するなど、今まではシャワーで済ませていたことを、できるだけバスタブのお湯で済ませるようにしています。
たとえば、石鹸やシャンプーのあと、手や身体を流すのにシャワーを使っていましたが、バスタブのお湯を洗面器で汲んで流しています。
もちろん、最後はシャワーを使うのですが、シャワーを使う時間がぐっと減りました。
どうせ、風呂の残り湯は捨ててしまうわけですから、できるだけ捨てる量を減らすという作戦です。
水道料金は2ヶ月に一度なので、まだ結果が確認できていませんが、今までシャワーでどれだけの量のお湯を捨てていたのかと思うと、気が遠くなりそうです。
こんな努力が、節水効果が節ガス効果となって現れることを期待しています。
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