【Amazon Prime】『前田建設ファンタジー営業部』

前田建設ファンタジー営業部』をレンタルで観ました。

今なら100円です。


そもそも、映画公開当時、「観たいな~、どうしようかな~」と思っているうちに終わってしまって、見逃した作品です。

前田建設工業に実在する「前田建設ファンタジー営業部」を映画化した、実話に基づく作品です。




ファンタジー世界なら無限に土木建築が可能

映画の中で、何度もブルーオーシャンという言葉が出てきますが、土木建築には限りがあります。

日本中の川にダムを造ったとしても、川の数以上、無限にダムを造ることができません。

日本は、すでに土木工事や土木建築のピークを過ぎてしまっています。

しかし、その頃のノウハウは残っていて、それが途絶えてしまうことは惜しい。

前田建設にファンタジー営業部を作った人は、マジ天才だと思います。

ノウハウを残しつつ、世間の注目を集めることができるわけですから。

ほんと、すごいです。




実在企業が応援

前田建設工業はもちろんですが、後半になって、土木以外の技術が必要となり、ファンタジー営業部はメールや手紙を出しまくります。

そこに登場するのが、栗本鐵工所や日立造船です。

日立造船が登場したときには、「やっぱ、すごいわ、日立造船」と思いました。

日立造船は、かつて「旅の窓口」という旅行サイトを運営していました。

現在の楽天トラベルです。

わたしは「旅の窓口」愛用者だったので、「日立造船が旅行サイトを作って運営しているなんて、なんて会社だろう!」と強く印象に残っています。

この映画は、2003年当時の日本なので、ちょうど、「旅の窓口」が楽天に買収されたころになります。

そんなことを思い出しながら、観ておりました。



お仕事映画

前田建設ファンタジー営業部」は、いわゆるお仕事映画に分類されるのでしょう。

が、そこはファンタジーなので、夢のなかで実際に見積書を提出すると、兜甲児や弓弦之助教授がファンタジー営業部と交信するシーンがあったりして、『マジンガーZ』ファンには、うれしいボーナス映像が含まれています。

また、『マジンガーZ』原作者の永井豪先生がトイレシーンに登場したりします。

まじめに取り組んでいる人々が真面目になればなるほど、喜劇になっていくというお仕事映画です。

観たあとに、すごく幸せな気分になる映画です。

とってもおすすめです。

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