【Netflix】『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』

攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』は、『攻殻機動隊 SAC_2045』シーズン1を劇場用に編集したもので、監督は藤井道人さんです。


攻殻機動隊 SAC_2045』が観たくて、Netflixに加入したという過去を持っているくらい、『攻殻機動隊』ファンですが、このシリーズは1と2の間が長くて、やきもきして待ってました。




ポストヒューマン

攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』は、2週間限定で公開された劇場版ですが、もちろん観に行ってます。

劇場で配られた草薙素子少佐も、もちろん手元に。

ふだんはメルカリで売ってしまうのですが、少佐は置いとかないと。

ファン自慢はこれくらいにして、『攻殻機動隊 SAC_2045』シーズン1は、ビジネスとしての戦争と、ポストヒューマンという新たな存在の登場です。

シーズン1は、有料ですが、Amazon Primeでもみられるようです。

ポストヒューマンとは、ある日、高熱にうなされたあとに食欲増進、人格変容などをともなって、人間を超越した存在になってしまうことのようです。

どこかのサイトに接続したあとに変化するようなので、ある種の感染症のようなもの、かも?

ただ、このポストヒューマンの設定は、『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』に登場したクゼにもちょっと似てるかな、と感じてます。



「シンクポル」

ネットでリンチするという「シンクポル」も、このシーズンのテーマのひとつ。

ある人物に対して、ネガティブな評価が多くなると、ネットリンチが誘発されるというもので、現実にも起こっていることを映像化しています。

物語のなかでは、この「シンクポル」の元ネタは、ジョージ・オーウェルの『1984』に登場する思想警察だろうと推測しています。

「シンクポル」ではありませんが、SNSで裁判結果が決まるという一田和樹さんの『公開法廷:一億人の陪審員』という作品もあります。


制度化されていないだけで、SNSがさまざまな評価に影響を与えていることを考えると、すでに「シンクポル」は存在するといえるのかもしれません。



トグサ失踪

攻殻機動隊 SAC_2045』シーズン1は、トグサが失踪してしまうところで終わっていました。

トグサは、人間としての存在に興味をもって調査するようなキャラクターです。

そのトグサは、「シンクポル」をつくった、ポストヒューマン化した中学生のシマムラタカシを調べるために、京都の田舎(美山かな?)に出かけます。

そして、そこでシマムラタカシの記憶とリンクして、突然いなくなってしまいます。

シーズン1はここで終わってしまうので、早くシーズン2来い!という気持ちになってしまいます。

トグサを心配して待つこと1年、『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』のラストで、トグサが無事であることが確認できます。

シーズン2は、5月23日から配信なので、つづきはそちらをごらんください。


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