デキる人がやっている7つの習慣とは?

こんにちは、面川です。

わたしは、起業家の方と会うことが好きです。

友人も、起業した社長さんが多く、みなさん個性的です。

とくに最近5年以内に起業した方たちは、ひと味違います。

内包するエネルギーの圧力が高いのです。

まるで、間欠泉のように、地下ではグツグツと煮えたぎっているのに、そのタイミングにならないと煮えたぎるエネルギーを出そうとはしません。


20年以上にわたって、景気が低迷していたわけで、そんな環境下で育ち、幼少期からインターネットに慣れ親しんできた世代なので、いままでの起業家と違って当たり前なのですが・・・・。

今回は、起業家の人たち、社長、CEOの方々と触れ合って感じる、デキる人がやっていることをまとめてみました。





朝イチでメールをチェックしない

社長やCEOという方々にメールを差し上げると、24時間以内に返信が帰ってきますが、即レスということは、ほとんどありません。

仮に朝メールを送ったとすると、その日の夜に返信をもらうことが多いです。

朝イチでメールをチェックすると、その日の仕事が決まってしまいませんか?

Aさんからレポート出してとあると、まだ日数的に余裕があるのに、「今日の午後はレポートをまとめよう」なんて思ってしまいがちです。

朝イチでメールをチェックするのは、自分のための仕事ではなく、相手のための仕事を優先することです。

朝は、最も脳が活性化しているときなので、自分のためになること、自分の仕事を優先して行うべきなのです。

メールのチェックは、ランチのあと、ひと休みするつもりで見たほうが、自分の仕事ができます。

もし、朝イチにチェックしたメールで、その日の仕事を書き出すような習慣ができてしまっていたら、要注意です。


電話はかけない

電話については賛否がわかれます。

起業した社長さんの多くは、SNSをつかってコミュニケーションしているようです。

メールほど形式的ではなく、リアルタイムで対応が可能で、手軽だからでしょうか。

電話に関しては、相手の時間を盗むことになる、という考え方があります。

たとえば、企画書をまとめているときに、何度も電話で中断されると、気が散って集中力が途切れてしまいます。

すると、やる気が失せます。

電話をかけてくる方は、自分の都合なので、ストレス発散ができるかもしれません。

でも、どちらか一方が割を食うような関係は、やっぱり良くないと思のです。

スマートな方は、SNSで「今、電話しても良いですか?」と聞いてくださいます。

そういう場合には、「1時間後なら大丈夫です」などと返信して、お互いに心の準備をした状態で、電話というツールを使います。

このほうがフェアな関係ですよね。


どんなことでも書き出してみる

脳を最も活性化することが書くこと。

とくに手書きが良くて、脳幹網様体賦活系が刺激されます。

どんなことでも書き出してみるのは、脳の棚卸しになります。

アイデアが思いつかなければ、普段の気持ちでも良いのです。

毎朝、日記というかメモを書くと良いようですよ。

書くことは決まっていて、睡眠時間、今日やることをリスト化、歩数、夕食の内容など。

また、読んだ本の内容もメモすると、記憶に残りやすいのです。

一度目は、本を読むだけ。

2度めは、自分にとって必要と思われる情報だけを、自分がわかるようにメモするのです。

これらのメモは、ブログのネタにしたり、旅先でボーッとしているときに読み返すことで、ひらめくことがあるかもしれません。

自分が書いた内容を、あとから読み返してみて、気づいたことがあったら色の違うペンでさらに書き込むのも良いと思います。

企画書をつくるときも、はじめに手書きで書き出してからパワポにすると、考えがまとまっているので、サクサク作ることができます。

社長さんは、多くの場合、メモをよく取ります。

そのメモをどのように使うのか、まだ聞いたことはありませんが、きっとどこかで役に立っているのだと思います。



成功や幸福のイメージを具体的にする

三木清の「人生論ノート」によると、成功とは過程、幸福とは存在なのだそうです。

成功=幸福ではない、ということになるのですが、あなたは自分の成功イメージや幸福イメージを具体的に考えたことはあるのでしょうか。

人間の脳は、いつも見ていること、つかっている言葉などにだまされます。

つまり、成功イメージや幸福イメージを、具体的なものにして毎日見たり、読んだり、言葉にしていると、脳はそのつもりになります。

そのときに重要なのが、前に書いた「書き出し」です。

自分の理想の姿、幸福の形、成功のイメージを、具体的に、そして意識して書き出すと良いのです。

たとえば、「幸せになりたい」ではなく「家族に囲まれて充実した生活をしたい」と書き出します。

「家族に囲まれて充実した生活をしたい」

そのためには?

「家族と一緒にいる時間を増やす」

具体的には?

「朝食と夕食は家族みんなで食卓を囲む」

といった具合です。

ビジネスの場合なら、毎月の売上を1000万円と設定した場合、月間25日間として、一日の売上は40万円になります。

1日40万円の売上を上げるためには?

「今までの方法とは違うやり方を考える」

具体的には?

企業のビジネススタイルによって具体策は異なると思いますので、ここでは書きませんが、いろいろな方法がありそうです。

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動く・移動する

人間の脳は、情報を入れるばかりだと、良いアイデアが出ないのだそうです。

何も考えない、ボーッとしているときに、人間は良いアイデアが出ることは知られています。

トイレやお風呂、睡眠の時間や、散歩やジョギングなどの運動の時間にも、アイデアがでたり、気づいたりすることが多いと、経験的にご存じの方も多いと思います。

時代をつくった起業家や社長の多くも、仕事中よりも、運動や旅行や出張など、時間的にボーッとしやすい時間に、ヒットを飛ばすアイデアをひらめいています。

またスポーツは、記憶を司る海馬の神経線維を増やす効果があることが、最近の研究で証明されています。

わたしは、毎月1回、温泉地にぼーっとするために旅行しています。

一泊二日の吉方位旅行です。

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始めたのは2年前の11月です。

出張など、仕事で移動することは苦ではありませんでしたが、目的のない旅には抵抗感がありました。

ところが!

毎月1回の温泉巡りを、ひとつの仕事と考えてはじめたところ、その効果の高さを実感しています。

まず、自分ひとりなので、自分の思い通りに時間が使えます。

写真を撮ったり、本を読んだり、ときに文章を書いたり、メモしたり。

もちろん、自分が書いたメモを読み返すことも多いです。

脳を仕事から開放して、ぼーっとする時間をつくることで、新しいアイデアがわいてきます。

旅行は無理でも、散歩や軽い運動も良いですね。

散歩していると、「これはいいかも、やってみよう!」と思えるようなアイデアがでてきますから、すぐに実践しています。


教養を高める

これも、起業家や社長さんがよくやっていることです。

初めて見たり、聞いたりすることで、心が動かされる感受性を大切にしているからだと思います。

先日お目にかかった、ストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社代表取締役 CEOの塚原 文奈さんは、新潟県の「大地の芸術祭の里」を訪問しておられました。

お目にかかる少し前に行ったそうです。

近くにある美術館や博物館でも良いですし、TV番組でもよいのです。

興味のあることは調べ、体験し、五官で感じることが大切なのだと思います。

動いたり、移動したりすることで得られる、ひらめきやアイデアに、教養を高めることで、さらに肉付けがされていきます。

ひらめきやアイデアが骨格だとしたら、教養は血であり肉になります。

ひらめくことは誰にでもできますが、それを具体化し、ビジネスにしたり運営したりするためには、教養が必要だと思うのです。


会って話をする

今では、会って話をすることがどれだけ大切なことか、再認識されています。

相手の表情、身振り手振りは、言葉以上に多くのメッセージを伝えてくれます。

脳の9割は視覚情報を処理するようにできていて、文字情報の処理速度の6万倍という研究結果もあります。

つまり、メールやSNSで何回もやり取りするよりも、一度会って話したほうが早いのです。

そして、自分の成長に撮って、最も効果的なのが「教える」ことなのです。

自己紹介で、自分のやっていること、ビジョンを話す機会の多い起業家や社長は、対面で話すことを通じて、自己成長を遂げています。

多くの人、とくに知らない人とコミュニケーションできるのが、デキる人だと思います。

会話力や身についている雰囲気は、生まれながらの能力に左右されがちですが、トレーニングによって改善できるものでもあるので、努力次第ではないでしょうか。


以上、7つの習慣について書いてみました。


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