【三上 延】 「ビブリア古書堂の事件帖4 ~栞子さんと二つの顔~」




ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~」を読了。

フジテレビで放映中のドラマ「ビブリア古書道の事件手帖」の原作のうちのひとつです。

ドラマのほうのストーリーとして、出てくる順番が違うな~、と思って観ていましたが、これを読んで理由がわかりました。


第8話に初めて登場するヒトリ書房。

実はこのストーリーは、古書店ビジネスの裏側を示すものとして、たしか1巻におさめられていたものですが、ドラマでは後半で登場しました。

そもそもこのシリーズには、陰の部分として栞子の母親が登場します。
その母親との関係が、ヒトリ書房との因縁として語られるわけです。

で、この4巻は、その始まりから顛末までが描かれた、ドラマのエンディング部分になります。

なので、ドラマを観ている方には、ドラマを観る前に読むのか、ドラマを観てから読むのか、選択できます。


このシリーズ初の長編は、江戸川乱歩がテーマです。

知らない人がいないくらいに有名な作家ではありますが、知らないことだらけ、です。
読みようによっては、江戸川乱歩トリビア満載です。

シリーズのファンだけでなく、江戸川乱歩作品を一度でも読んだり観たりしたことがある人におススメです。

ちなみに、ドラマのほうは、小説だけだと面白みがなくなってしまう部分を、かなり補っていますね。特にカフェはドラマの出来が秀逸で、小説にもあの設定が出てこないかな、と思ってしまうくらいです。