相原 宏徳 様 死去

スティービーアワードでは、日本語審査委員会チェアマンをお努めいただいた、相原 宏徳 様が1月28日に亡くなられました。

体調が悪いことは、以前から存じておりましたが、まだ74歳という若さでした。

私が、初めて相原さんとお会いしたのは、20年近く前、まだ三菱商事の副社長でいらした頃です。その後アメリカ支社長などを歴任されて、役員を退任されましたが、TTI・エルビューという会社の取締役会長に就任されていました。

日本人にとっては世界に誇れる映画「千と千尋の神隠し」制作委員会の委員長として、実はクレジットされておられます。つまり、ビジネスマンとしてオスカーを受賞した方でもあるのです。

オスカー受賞の折には、お祝いにバラの花束をお送りしました。「千と千尋の神隠し」は私も大好きな映画でしたので、とても誇らしい思いでした。

また、お会いしたばかりのころ、モバイルインターネットの可能性について、相原さんが参加されている朝食会で話をさせていただいたことも思い出されます。

相原さんは、よくしゃべり、よく食べ(その時は和食でひとりひとりにおひつごはんがついていました)、そして煙草もたくさん飲まれ、口はひとつなのに、なんてスピーディで、エネルギッシュな方だろう、と強い印象を持ちました。

スティービーアワードのチェアマンをお願いに上がった時も、いつもの気軽さでお引き受け下さりました。

ランチをごちそうになった時も、国の産業政策について鋭い指摘と批判をされていて、やはりすごいなぁ、と感じました。


豪放磊落を絵に描いたような印象の相原さんに、もうお目にかかれないのは本当に心残りです。
ご冥福をお祈り申し上げます。