中村勘三郎さんの死去にさいして

中村勘三郎さんが先日お亡くなりになり、あまりにもお若くしての死去であったため、各局報道が過熱しています。
(選挙で取り上げられるネタが少ないことも影響していると思いますが・・・)

私にとっては、長いこと、中村勘九郎さんでした。
実は30年くらい前に、坂東玉三郎ブームというのがありまして、その影響からかもしれませんが、歌舞伎について少なからずの興味を持った時がありました。

今日もフジテレビで放映した「天切り松 闇語り」が再放送されていましたが、改めて身のこなしの素晴らしさを認識しました。

設定では泥棒家業の人間なのですが、そこで必要な足元のさばき、というのが見る者にとって本物かどうか、案外わかるものです。
足元がリズム感がなく、ばらばらと運ばれていると、見ただけで素人とわかるはずです。

私も、種類は違いますがダンスをやっています。足さばきは、実は腰を中心とした体幹筋力の強さで決まると思っています。
だからこそ、勘三郎さんの演技を見て驚きました。

勘三郎さんは、そのあたりは何の問題もなく、演技できる方だったのだろうと思います。その素晴らしい技を、歌舞伎になんの興味のない人々に広げるためには、テレビドラマに出演することも必要だったと思います。

そして私のように、ドラマで再認識する人にとって、様々なアーカイブを参照できるようにすることが大切だと感じました。

死後の報道を見ていると、歌舞伎役者かつ起業家、という印象を持ちました。