昨日は中国の会計士から連絡が・・・

昨日、急に何かを思い出したように、中国の会計士から連絡がありました。

事務手続きについての確認なのですが、普通ならメールで書いてくるところ、突然電話してきました。

ああ、明日は重陽節休みだから、と気づいたのはその後のことでした。

つい先日上海に進出した、お付き合いのあるお会社からでした。

海外送金した支払いについて、会計士が増値税を含めて20%以上の税金を支払わなくてはならない、と言っているというのです。

サービスの対価の場合、増値税は適用されないので、会計士がおかしいのですが、中国ではこういうことがよくあります。

ご担当者の方も、初めてのことで右往左往しておられます。

そりゃそうです、日本では、税理士や会計士が間違ったことを言ったりしないからです。

ですが、中国では弁護士でさえ、間違ったことを言い出します。

だから、中国では、少なくとも3人に話を聞くことが肝心です。中国人に多く見られる傾向ですが、自分の経験値、つまり思い込みでどんどん話を進めてくるからです。

しかも、重陽節、というのがキーワードです。

会計士は、10月頭の国慶節休みが取りにくいからです。

理由は簡単で、各種納税が毎月10日から15日に集中しているためです。

なので、納税期間を越えた重陽節(つまり今日)から今週いっぱい、休みをとります。

つまり、自分の都合で、自分の思い込みをどんどん押し付けてくる、ということが中国人にはままあり、それに慣れていない日本人が、間違いを修正することができないままに、ペースに乗ってしまうことが多々あるのです。

特に長期休暇を前にした会計士には要注意です。

連絡をいただいたご担当者には、中国人対策についてメールを差し上げました。

中国にいると、本当に何も考えられなくなります。

それは、中国人が自分勝手に目の前のことを言い出すからです。それを上手に無視し、自分のペースで進めることが、中国ビジネスのコツ、かもしれません。


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