【三上 延】 「ビブリア古書堂の事件手帖1・2」

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち」、 「ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常」を続けて読了。

ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~」を先に読んでしまったので、人間関係と、ストーリーを整理するために読んだみたいになってしまいましたが、きっちり、面白かったです。


100メートル走に例えると、「ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち」は、コース入りする選手紹介、

ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常」は、スタートラインに立って調整する様子、

そして 「ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ 」でいよいよ一斉にスタートした、という印象です。 

このシリーズのおもしろさは、様々な古書の解説があり、それが事件を紐解くカギになっていることと、探偵役の栞子さんと瓜二つの母にまつわる謎、の2重らせんのようなストーリー展開にあります。

100メートル走に例えたのは、栞子さんの母の謎へ近づいたという点で、「ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~」はスタートを切ったと明らかに思えるためです。

その理由は、第3巻」のエピローグにあるので、ぜひお手にとってお読みください。

ちなみに、第1巻」 「第2巻」では、語り手の五浦大輔視点から、栞子さんの外見が表現されており、これはこれで萌えポイントなのかな、と思いました。

髪が長くて、ほっそりしているのに巨乳というのが、作者の好みなのかもしれませんね。

次作がはやく読みたいです。


ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)

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