オーガニックコットンは本当にエコなのか?

最近、よく素材に使われているオーガニックコットン。
なんとなく良い印象を持っている方も多いことでしょうが、そもそも綿花は、こんな側面と持っていることをご存知ですか。


アラル海が縮小していく様子
1.特殊な生育条件

コットンを生み出す綿花の特性として、地面は水分が多く、地表は砂漠気候的乾燥、でなければ良いコットンができません。

つまり、砂漠気候という場所で水資源を大量に必要とする素材なのです。矛盾してますよね。

エジプト綿とか、インド綿とか、地域の名前がついているのは、その地域が綿花の生産に適しているためです。日本で綿花生産地の名前を聞いたことがあるでしょうか?

日本は湿度が高いため、そもそも綿花生産には適さない気候風土なのです。

水資源という視点から、コットンはエコとは言いがたいと言わざるをえません。その実例がアラル海です。今では湖とも言えない程度に縮小してしまいました。

アラル海にはシムダリア河、アムダリア河という河があり、その河沿いで、綿花栽培を旧ソ連が始めたところ、今ではかつての姿が想像できないほどまで小さくなってしまったのです。


2.製品化する過程

綿花という植物の生成物であるコットンを製品化するためには、さらに水が使われます。

そのままではごみがついているため、綿花の洗浄のために、綿花の重量の100倍以上の水が使われると聞いたことがあります。


オーガニックコットンが最上、みたいなことを語るブランドや著名人が増えていますが、オーガニック以前に、コットンとはどうなのか?というテーマをまずは考えるべきではないでしょうか。

湖であったにも関わらず、海と呼ばれたアラル海は危機に瀕しています。
コットン偏重のエコ思想は、非常に危険、と私は考えます。

日本の気候風土で良質なコットンができないということを、再考すべきと考えます。