本当に中国の工場は仕事が減っているらしい・・・

このブログを読んでくださる皆さんのなかには、私が中国でもビジネスをしていることをご存知の方が多いと思います。ときどき、中国ネタを書いてますからね。

さて今日は、最近の現象から考える中国、がテーマです。

そもそも私の会社では、中国企業に対して営業活動を行っているため、連絡先メールアドレスはばれているのですが、この営業用のメールアドレスに対して、今週は毎日、アパレル系工場から売込メールがありました。
昨年秋ぐらいからポチポチは来ていたんですが、今月に入ってからは急に増え、そして今週は毎日届くような有様です。
ちなみに本日は、LEDライトの工場から、日本語による懇切丁寧なオーダーインフォメーションのメールが届いています。

一昨年くらいから、中国の人件費が高騰している、農村人口も底をつき始めている、というような記事が、あちこちのメディアで報道されていましたが、ここにきて、ついに中国下請工場は仕事を失いつつあるようです。
そうでなければ、営業メールが毎日のように届くはずがありません。

日系企業などは、一斉に右向け右、になるので、日系アパレルが中国からベトナムやミャンマーに下請け先を変えたんではないかな~、と想像しています。

それに、中国では正社員給与のベースアップでさえ、法的に拘束され義務付けられているので、ミャンマーに仕事を取られたから正社員給与を下げます、ってことはできないはずなんです。

労働者の権利・待遇を守るはずの法律が、資本主義社会においては足かせになる、というある意味、日本の労働市場に酷似した状況さえ、見て取れます。

ちなみに、中国では労働契約は、一個人に対して3回までしか締結できません。
3度目の契約では終身雇用を約束しなければならないのです。

工場のような、個人にノウハウが蓄積しやすいところでは、できる社員は高給取りの終身雇用者となっている可能性が高いので、ますます工場は苦しい経営を迫られます。

結局のところ、人件費も競争原理のただなかにあり、それを認めなければ仕事がなくなる、ということを中国が教えてくれているのだと思います。

日本でも、給与は段階的に下がっていく可能性が高まっています。
本日成立したのかな?
派遣で5年働くと正社員にしなければならないという改正だか改悪が行われます。これによると、賃金や年金などは正社員になったとしても、特に考慮しなくて良いらしいのです。

これって、正社員の給与を下げるための、深~く、長~い始まりではないのでしょうか。