日系アパレルのスケジュール感では遅すぎる

今週はJapan Fashion Weekがあり、たくさんのファッションショーがあります。これに合わせて、展示会、すなわちバイヤーによる受注会があります。集中しているのは来週でしょう。

昨年から、海外のバイヤーさんとコンタクトを取り、いろいろとやり取りをしていて感じるのは、日系アパレルの遅さです。

海外のバイヤーさんたちは、1月中旬にはコンタクトしてきます。
目当てのブランドはいつごろショーをするのか、展示会はいつか?と。

ショーにしても展示会にしても、場所を押さえるわけですから、2か月くらい前には決まっているだろうと思ってブランドに確認すると、全く決まっていません。
多くのブランドが2月下旬くらいまで、つまりショーや展示会開催の1か月くらい前にならないと、スケジュールが出て来ないのです。

さらに、バイヤーが真っ先に見たいルックスに至っては、ショーの直前、スワッチ(Swatch)はショーの後、というのが当たり前のような状況です。

先日も香港のバイヤーがメールに書いていましたが、彼らはすでにロンドンとパリ、ミラノで、2012年の秋冬を買い付けています。
ヨーロッパは3月初旬までにすべてが終わっているのです。

もちろん、こういうスケジュール感を理解しているデザイナーさんもいます。
ロンドンと東京の2か所で展開しているデザイナーの場合、先にスワッチを作っており、私の手元には1月下旬には届いています。

東京ファッションが世界から注目を浴びているのは事実でしょう。
ですが、3月下旬にお祭りよろしくファッションウィークを開催しても、バイヤーの予算の多くがヨーロッパで費消されていて、おそらく買付規模が大きくなることはないとさえ感じます。

ショーをいくつも見ると感じることですが、一番最初にみたものが頭に残ります。
つまり、仮に予算を東京コレクションに残していたとしても、ロンドンで見たほうが良かった、と感じる可能性もある、ということです。

少なくともスワッチを2月初旬に作ってくれていれば、少しは状況が改善するかもしれませんが。