中小企業基盤整備機構 中国事業リスクハンドブック

中小企業基盤整備機構が平成21年にまとめた「中国事業リスクハンドブック」は、中国でビジネスを考えている方に、ぜひ読んでほしい内容です。
非常によくまとまっているのはもちろんのこと、リスクマネジメントの視点から書かれているので、とてもわかりやすいです。

しかも、文化的な基盤が日本人とどのように異なっているのか、などについても分析が進められており、日本人が持つ根本的な間違いを理解させてくれます。
たとえば、日本人とアメリカ人、中国人を比較したのが以下のマトリックスです。

アメリカ人と中国人が似ていることがわかります。

また、日本人と欧米人との比較もあります。


これをみると、日本人がその他の人種、地域の人々と大きく異なっているのだとわかります。
また、示唆的なのは、リスク対応に対する解決策の策定です。

日本人は「過去の姿に戻す」復興を掲げるのに対し、欧米人は「サクセスモデルを追及」する創造に思い至ります。
このレポートは東日本大震災のだいぶ前に作成されています。今の日本は、明らかに復興に進んでおり、創造的な方向性を示していないことに残念な気持ちになりますが、この点だけを見ても、このレポートがかなり正鵠を射ていることは間違いがないと感じます。