人材はないちもんめ

大学のほうは、来週いよいよ中間発表です。
中間発表といっても、これで採用案が決まるので、正念場なんですが・・・。

5グループから、京成百貨店様に対してイベント企画案をプレゼンし、それらの採用・不採用を決めていただきます。

採用されたグループはともかく、不採用になった場合にはどうするの?
学生からも質問されますが、グループを解散し、人材オークションを行います。採用された学生が、不採用だった学生を自由に選んで、自らのグループの一員として迎えるわけです。

厳しい?
いえいえ、これが社会の現実なので、そういうことはきっちりと経験してもらいます。声をかけて自分のグループに引き入れたほうだって、企画案の実施に役立つ人間かどうか、けっこう見てますから。つまり自己責任であることを承知しているわけです。

昨年の人材オークションの話をランチ時に話していたら、ある人が、「それって会社の中で使ったら良いですね」と言うのです。それも、はないちもんめスタイルで。

たとえば、よく存在する、あまり役立っているようには見えない社員に対し、人事がこういうのです。

「Aさんを引き取っても良いと言ってる部署があるんですが、その場合には、給与は35万円に下がります。それでよければ会社に残れますが、どうしますか?」

この話のミソは、誰しもが欲しがる人材ではなく、誰も欲しがらない人材をどう扱うか、という点にあります。この点は、将来ある私の学生たちとは一線を画しますので、誤解なさらないようにお願いします。

私はこの話を聞いて、有りだな、と思いました。
というのも、会社というところは残酷で、部門単位で予算を全うするように命じるくせに、その予算達成ができるかどうかを左右する人事について、部門長が口を出せることはほとんどありません。

私がよく耳にするのも「できないオヤジひとりより、若い奴を二人くれ」的な話です。
そりゃそうです、仕事ができない高給取りをあてがわれたのでは、予算達成はおぼつかないばかりか、販管費が高すぎるため利益をひねり出すことさえ困難でしょう。

ちなみに、私は現在の労働法は悪法だと思っています。
会社と社員間の労働契約書よりも就業規則が上位にある国なんて、先進国では日本だけなんじゃないでしょうか。信じられません。

毎年、卒業生を見てきている私としては、仕事ができない大人の給与をバッサリ減らしたり、解雇しやすくする労働法にならない限り、若者の就職環境が良くなるとは、とても思えません。