棄国 日本を捨てる近未来

最近は、海外で活躍する日本人の方との交流が増えてきて、様々なお国の事情がわかります。
昨夜は、シンガポールで大成功を収めている方と話をする機会がありましたが、「棄国」が話題に上がりました。

「棄国」とは、読んで字のごとく「国を捨てる」という意味です。
日本の政治や制度に絶望感を持っている人が、いずれ日本よりも自分の実情にあっている国に移住するであろう、ということです。

たとえば、相続税。
最近では相続税率を上げよう、という動きが出てきていますが、世界には相続税がない国もあります。もちろん所得税率が低い国も多いですね。

実際のところ、北京や香港で仕事をすることが増えると、東京がそんなに良い街とは思えない瞬間もあります。
ビジネスの実態が海外に移ってしまえば、その気持ちはますます強まるかもしれません。

私の周囲では、海外で起業する人たちを応援する仕組みづくりが着々と進んでいます。
日本の硬直化した制度のなかでは、ビジネスが成功するとは思えない、という人も増えています。
海外に移住してしまった友人もいます。

そう、日本を捨てる日本人が増えているのです。
大企業は既に海外に工場移転を行い、生産拠点はアジア全域に拡大しています。同様のことが、個人の単位で進行し、社会問題化する日もそう遠くないと感じます。