就職活動とファッション

3年生がいよいよ就活をはじめる時期になりました。
今年は4年生の多くもなかなか決まらないので、3年生と4年生が入り乱れているようですね。

就活の相談を受けるとき、いつも指摘するのは女子のファッションです。
黒のスーツに白いシャツ、ヒールの太い黒の靴、そして1本結びにした頭髪。
みんながみんな同じ格好をしています。
学生に「誰がそういう格好をしろ」と言っているのか、と問いかけると、「なんとなくみんながやってるので」という返事が返ってきます。

私が思うに、上記の就活スタイルは、美人はそれなりに、そうでもない子はそれ以下に見える最悪のファッションだと思います。
人事のおっさんが美人を集めるための策略じゃないか、とさえ思うくらいです。
見事に自分をアピールしない、自分の良さを殺したファッションです。

靴ひとつにしても、人によって足がきれいに見える靴は異なります。
髪型だってそうです。

就活にかかわらず、見た目はとても重要です。目から入る情報によって人は多くの判断を下しているからです。

一見同じように見えても、ちょっとした工夫をしている学生のほうが、自分の良さをアピールできているはずで、馬鹿の一つ覚えのように同じスタイルで何度面接に行こうと、ダメなものはダメなんです。

今年も何件受けても就職が決まらない学生がいますが、その学生には自分がどんな格好で面接に行っているのか、写真に撮っておけ、と言っています。きっともっさりとした印象を与えているのではないか、と感じています。

就活をはじめた3年生も、今もまだ続けている4年生も、就活ファッションはこれ、と決め付けないで、自分に似合うようにアレンジすることを考えてみてください。

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