奈良は広いぞ、大きいぞ(2)

旧JR奈良駅
昨日の散策ですっかり筋肉痛のふくらはぎをかかえ、2日目の旅がはじまります。

2日目は、飛鳥を巡り、大和郡山で金魚を見て、最後に平城京跡に足を伸ばすというコースです。

その始まりはJR奈良駅から。
写真は大正時代に建設され、解体されるところを危うく逃れたという旧奈良駅です。今は観光案内などを行なう施設になっています。左右対称の美しいスタイル、中は格天井のクラッシックな造りでした。

まずは大和郡山へ。
私は高校をもうひとつの郡山市で過ごしましたので、同じ名前の町に以前から大変興味がありました。
最近ではテレビなどで金魚の町として紹介されるなど、大和郡山市に関する情報が増えてきましたが、実際にはどんなところなのか、とても楽しみでした。

大和郡山は典型的な城下町です。
追手門越しに見る郡山城の櫓
お城の石垣が残り、掘割の多くも残されています。
歴史は古く、秀吉の弟の秀長が統治した時代もありますが、柳沢吉保を祖とする柳沢家が当主として明治の廃藩置県まで統治しました。場内には、柳沢吉保を祭る神社もあります。
とはいえ、よほどの物好きしか来ないらしく、ほとんど手が入っていないお城でした。商売っけがない今が、むしろ見学しどきかもしれません。

柳沢文庫には、柳沢家にまつわる多くの文書なども残されています。そのなかに、江戸末期のイギリス人襲撃事件で警護を担当した柳沢家に対し、よくぞ警護した、と評価する一文もありました。
歴史に興味のある方には、おすすめのスポットです。

さて、次は金魚です。
大和郡山市には金魚田というものが、水田に混じって点在しています。金魚田は、金魚を養殖するための田んぼのこと。本当にたくさんあります。
金魚資料館を訪問しましたが、こちらには珍しい金魚がたくさん展示されていました。
金魚養殖の父という方がおられることもここで知りました。

その後、金魚すくい道場に行って金魚すくいに興じ、飛鳥へと近鉄電車で向かったのでした。

飛鳥を一望
飛鳥は奈良より100年古い、古代の首都があった場所です。
石舞台古墳とか、飛鳥板葺宮の遺構などのほか、日本で初めての伽藍を擁した本格的な仏教寺院の飛鳥時や、聖徳太子生誕の地、橘寺など、古代史に興味がある人なら一度は行ってみたいと思う場所だと思います。

もちろん教科書にも乗っている場所が多いので、教科書を再確認する旅にもなります。

行ってみて意外だったのは、アップダウンの多い、狭い盆地であることでした。
その盆地の中心に、蘇我氏の居城があったとされる甘樫の丘がありますが、ここからは奈良三山の畝傍山、耳成山、香具山が一望できます。

また大神神社こと、山そのものがご神体という三輪山もあります。この神社の鳥居からすぐのお店の素麺が抜群においしく、しかもしっかりと冷えていて、食後は体の芯がひんやりと冷え、汗がひきました。

約4時間の飛鳥周遊を経て、夕方平城京跡へ。
すでにイベントはすべて終っている時間でしたが、往時を偲んで再建された大極殿など、広大な土地に立つ建物を見学して、2日目は終了したのでした。
体はくたくた、筋肉痛は増すばかりです。