サミュエル・スマイルズの「自助論」


サミュエル・スマイルズの「自助論」をやっと先週読了。2ヶ月かかりました、時間がなくて。
そして今頃これを書いてます。

この本は、昨年から話題になっていたので手に取ったというものです。時代的には江戸末期に書かれたもので、明治となって日本の国づくりを支えた人々がこぞって読んだ、という書物です。

書かれているのは、とにかくたくさんの成功した人々の事例や言葉です。

努力に勝るものはない。
謙虚であれ。
偉人ほど偉ぶらない。
などという、ある意味当たり前の事柄が、連綿と書かれています。
偉人伝をひとりずつ読むのが面倒な方には、まとめて読めるのでお勧めです。

私がこれを読んで思ったのは、当時のイギリスが7つの海を制し、我が世を謳歌する勢いのなかで、これだけ冷静に克己心や謙虚を説いた人は他にいなかっただろう、ということです。だからこそ名著といわれるのでしょう。

目次の中で印象的なものをいくつか列挙すると、

人生に暇な時間はない
逆境の中でこそ若芽は強く伸びる
勤勉の中に「ひらめき」あり
道なくば道を造る
「無為の生活」がもたらす脅威
ウェリントンを大将軍たらしめた「実務能力」
自らの汗と涙で勝ち取った知識ほど強いものはない
人格こそ一生通用する唯一の力だ
「礼儀作法には金がかからない、しかも礼をつくすだけで何でも手にはいる」

等々。
どれも格言めいていますが、今の日本、特に若年層ほど、これらに当てはまっていないのではないかと感じます。

若い人にこそ、本書は読んでいただきたいと思います。
God helps those who help themselves. 神は自ら助くる者を助く、です。