テレビ局と動画ユーザーの関係

ITProの記事に「ネット配信動画のユーザー,無料配信の広告を許容する傾向」という記事があったので、早速読んでみたところ、米国の調査結果でした。
これによると、

米Knowledge Networksは米国時間2009年3月18日,テレビ・ネットワーク各社のインターネット動画配信サービスに関するユーザー意識調査の結果を発表した。それによると,テレビ番組の動画をダウンロードして視聴するユーザーの80%は,広告のない有料動画よりも広告付きの無料動画を好ましく思っていることが分かった。2006年の前回調査時の67%から13ポイントの増加となる。

ということで、ユーザーが勝手に投稿して運営されている動画サイトのユーザーのことではありません。
そもそも広告を許容できるような環境における調査結果なので、少し斜めから読んだほうが良いかもしれません。

とはいえ、この傾向は日本でも同様のようです。
今年2月に日本テレビは「第2日本テレビが単月黒字達成! テレビとインターネットが連携!世界でも画期的な「新型クロスメディア広告」の確立へ!」というリリースを出しています。残念ながら第3四半期の決算短信には間に合わなかったようですが、説明も詳しくリリースにかかれています。

第2日本テレビは当初有料で始めたサービスでした。
しかし当然のことながら、有料ではユーザーが確保できないばかりか、インフラコストばかりが計上されるSIerがけが喜ぶという結果になったのでしょう。昨年の10月に有料化を終了し、完全無料化しています。

有料から無償への転換により広告をユーザーが許容する。
これは一種の心理学なのかもしれません。
テレビ局のサイトのユーザーは広告を許容する傾向が高い。しかしそれはテレビ局のサイトだから、というユーザー側の妥協ゆえなのです。