フェルメール展


3年前から毎週金曜日には上野駅を利用しているのですが、最寄の美術館や博物館を利用することはまずありません。理由は簡単で、こういう施設は夕方5時か6時には閉まってしまうもの、という固定概念があったためです。
ところが、1ヶ月ほど前に知人から金曜日は夜8時まで開館しているという情報を聞きつけ、それならフェルメール展に行ってみよう、と心に決めました。
とはいうものの、なかなかその機会がやってきません。すっかり疲れ果ててしまっていたり、ひどい雨だったり、とても公園の一番奥にある東京都美術館にたどり着けそうになかったからです。

そして先週金曜日、いよいよフェルメールとの対面、と心躍る気持ちで公園内を美術館に向けて足を進めました。19時少し前くらいのことでしょうか。
公園に入り歩くうちにその異変に気づきました。やたらと多くの人間がひとつの目的地を目指しているようなのです。彼らの目的もまたフェルメール展でした。
美術館の前にはスタッフジャンパーを着込んだ若者が「70分待ちでーす」と声を張り上げています。
「フェルメールに70分待ちの行列とは、なんとオーバーな」と思った私は階段を下りました。そして会場入り口前に並ぶ多数の人を目にしたのです。
確かに70分くらいは待ちそうです。下でも同じように声をかけているスタッフに「開館は8時までですよね」と暗につじつまが合わないことをたずねたところ、「(開館は)9時までを予定しています」と教えてくれました。

私はとても70分は待てそうもないので、すぐにきびすを返しましたが、70分待ちにもめげず並ぶ人々がたくさんいました。8月から開催していたんだから大丈夫だろう、と私のように思ってノコノコやってきた人がこんなにいることに驚くとともに、金曜日の夜は混雑するんだ、という情報が記憶されました。

残念ながらフェルメール展は昨日で終了してしまいました。
次は東郷青児美術館で開催されている丸紅コレクション展に行く予定です。日本で唯一のボッティチェリ作品が目玉で、私もこれが目当てです。やはり金曜には夜8時まで開館のようですが、平日の午前中に出かけようと思います。