「25ans」から見る景気

私は創刊当時からの雑誌「25ans(ヴァンサンカン)」の購読者です。ヴァンサンカンという雑誌は、広告ページが大量に入っているため、重たい雑誌です。なので、自宅まで配達してくれる年間購読を始めて、多分10年くらいになるでしょうか。
ヴァンサンカンの面白いところは情報量の多いところです。雑誌の中では広告も情報としては重要なポジションを占めますが、とにかく大量に、有名ブランドの広告が入っています。記事も面白くて、ヴァンサンカン出身のタレントと言ってもいい叶姉妹などは、一時期ヴァンサンカンを代表する読者モデルのような存在でした

20年前のバブルの頃には、4コママンガでたしかこういうストーリーがありました。
入院中に退屈な患者が雑誌を読んでいます。ヴァンサンカンを横になって読んでいたところ、そのあまりの重さに圧死した、というものです。確かに横になって読める雑誌ではない・・・、と一時期このマンガが話題になりました。

さて、最近のヴァンサンカンは平均18ミリという厚さをキープしていたのですが、今週届いた2月号は厚さ11ミリにまで薄くなってしまいました。1月号は17ミリなので、一気に6ミリも薄くなった計算です。
世の中に「ヴァンサンカン経済」という指標があるとすれば、これは一大事です。出稿量が対前月比6ミリ減!。
たとえば、2007年の雑誌広告費は4,585億円(電通)なので、これを12ヶ月で割り、記事ページを10ミリと換算して広告ページの厚さ8ミリで割ると、1ミリあたり47億7,604千万円になります。6ミリ減ということは1ヶ月で286億5,625万円の雑誌広告費が減ったという計算になります。雑誌広告はインターネット広告に抜かれてしまっていますが、これで一層差が開くでしょう。