読書三昧

3連休は久しぶりにゆっくり読書を楽しみました。すべてフィクションです。
最初は、昔から好きな内田康夫の「悪魔の種子」 です。
日本人が大好きなコシヒカリの由来から始まり、遺伝子操作に関わる内容です。米行政は全く失敗の連続ですが、そういう背景も含めた深い内容でした。
私にとってもなじみがある地名、茨城県の霞ヶ浦やつくば市あたりが登場しますし、新潟県長岡市、秋田県など、北関東から東北が舞台です。
オープニングには秋田県西馬音内(にしもない)の盆踊りの様子が紹介され、その異様な衣装に驚きます。祭りが好きな方にはお分かりかもしれませんが、読んでのお楽しみです。

続いても内田康夫の「棄霊島 下 (ノン・ノベル (856))
」 です。上下巻の大作ですね。 長崎県の軍艦島がテーマです。戦前戦後に事件の根っこがあるという、内田文学ではよくあるテーマ設定です。当然話が大きくなるので、刑事局長のお兄様が登場します。 右下が軍艦島の写真です。このように要塞のような形をしているので、実際に軍艦に間違われたことがあるというエピソードが小説のなかでも紹介されています。
ノベルズ版の写真が素敵なので、ここにも掲載しておきます。いったいどこら辺の光景なのでしょうか?


最後は雫井脩介の「犯罪小説家」です。双葉社創立60周年記念刊行作品だそうです。
テーマはネット心中です。ただしそれが中心ではなく、人気作家となった主人公の作品を映画化するということから、鋭い嗅覚を持った脚本家、といっても宮藤官九郎のようなタイプの人物と出会ったことから、どんどんネット心中の話に進んでいきます。 脚本家のアシスタントのように働くフリーライター、元新聞記者の取材によって謎の多い自殺事件が解明されるくだりなどは引き込まれます。

アマゾンでの評価はあまりよくないですが、非常に構成力のある作品だと思いました。ラストが納得いかないという読者の方も多いかもしれませんね。私は好きですけど。