Only talk, not negotiate

先週日朝協議が行われたニュースが流れましたが、北朝鮮の問題で話題に上る「6カ国協議」というものがあります。日本人の感覚だと重要な会議なんだろうと思ってしまいがちですが、英文のニュースなどをみると「6カ国協議」は”Six party talks”となっています。なんて軽い表現だろう、というのが私の第一印象です。

先日、久しぶりに英語のレッスンがあったので、名詞の"talk" の意味を聞いてみました。すると、一般的に、非公式( informal )で交渉の意味が含まれていない( not negotiate )というではありませんか。

ところが日本語で「協議」といえば、「何人かが集まって相談すること(三省堂国語辞典)」という意味です。英英辞典で talk は、”conversation or discussion”とあるので、近いといえば近いのかもしれませんが、報道で聞くニュアンスとは微妙に異なるような気がします。

英語表現がすべてを正しくあらわしているとは言いませんが、重要な会議だという前提でニュースを聞くと、政府と外務省の無力さばかりが伝わってくるようです。しょせんは”Six party talks”だと思って聞くのと、これは大きな違いです。

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