財政にもっと数学を


またぞろ増税論の政治家の活動が活発になってきました。消費税をあげないと破綻する、というのが彼らの言い分ですが、先日も紹介した高橋洋一氏の「さらば財務省!―官僚すべてを敵にした男の告白」によれば、たいした根拠のない上げ底の破綻のようです。

最近、経済学に興味を持っていまして、現在も「スティグリッツ教授の経済教室―グローバル経済のトピックスを読み解く」を読んでいる最中です。本書の原文は”Project Syndicate(プロジェクト・シンジケート)”に掲載され、週刊ダイヤモンドに掲載されたものだそうです。スティグリッツ教授は、元世界銀行のチーフエコノミストでノーベル賞経済学者という世界が認める大物です。

その先生が本書で解き明かしているのが、根拠のない通説の真実です。
最近、総裁問題で揺れた日本銀行のような中央銀行が独立性を保つ必要がある、ということが根拠がないなど、財政においてそれらしく新聞に書かれているような事柄が、ほとんどすべて根拠がない、ということを簡単に解説してあります。

翻って日本の増税論ですが、増税派(財務省)の主張の根拠を、経済学者ではないもっと外側の第三者、たとえば数学者や統計学者に分析してもらいたいです。もっと言えば、財政に関わるデータのすべてを公表してもらえれば、パソコンを駆使して解析する学生だっているかもしれません。

私自身、表現された数字の根拠やロジックが明らかで、また整合性がないと非常に気持ち悪いと思ってしまうほうなので、すっきりとした数字を見せてほしいのです。その上で増税が必要だと納得すれば、文句は全くありません。